新しいファミリーコンステレーションとは

 コンステレーションとは“星の集まり=星座”という意味の言葉です。昔の人が星空を眺めているうちに星座としての繋がりやその意味に思いを馳せていったように、人と人の関係を家族という“人の集まり”として眺めてみるということから、ファミリーコンステレーションと呼ばれるようになりました。

 

 このワークでは、家族や会社組織のような“人の集まり”の中の相互関係を見るために、その場にいる参加者の中から“代理人”を選んで配置します。すると配置された代理人たちは、彼らが代理する人のことを全く知らないにもかかわらず、不思議なことにその本人であるかのように動き出します。

 

 そこで代理人たちによって映し出されるものは、その“人の集まり”の中で行われている生命いのちの営みです。皆それぞれが生きるために、そして誰かを生かすために人と繋がろうとし、繋がり、そして別れます。それは家族においても、会社のような組織、コミュニティーや社会、国家といった大きな枠組みにおいても、奥深いところでは同じです。そして今の時代に生きている私たちのことだけではなく、私たちに命を継いでくれた過去の人たちから、私たちがそれを伝えようとする次の世代へと向かう一連の流れとして続いています。

 

 その流れはしかし、常に一様というわけではなく、時にぶつかり合い渦を巻いて大きなうねりとなることもあります。私たちはその大きな流れの中の木の葉のような存在です。誰かの代わりに重荷を背負おうとする犠牲も、何かを護ろうとして対立し殺し合うことも、全てが誰かに生きていて欲しいと願う気持ちからきていることが、コンステレーションの中で誰もが体験できる形で現れます。それを自分自身の身体で体験し、ありのままに認めたとき、私たちはその流れが大きな愛の流れだということを知るのです。

 

 ですからコンステレーションを実践するということは、常に生命いのちと向き合うこと、私たちが何を受け取り、何を伝えていくのかということを体験として自覚し、覚醒していくプロセスです。そしてそれはもはや個人として取り組むだけのものではなく、家族として、組織として、国家として、そして地球に生きる全ての人の集まりとして、取り組む必要のあるテーマになってきています。



 この映像は、2015年12月にロシア・カザンで収録されテレビ放映されたインタビューです。

 ファミリーコンステレーション創始者のヘリンガー夫妻が、「ファミリーコンステレーションとは何か」について説明しています。


 この映像は、2015年4月にメキシコのテレビ局Televisaの番組FOROtvで放映されたファミリーコンステレーションの特集番組の一部です。

 ファミリーコンステレーションの創始者バート・ヘリンガーが、ファミリーコンステレーションについてのキャスターや視聴者からの質問に答えています。


 この動画は、2014年3月にノルウェーのユニティー・センターで収録されたインタビューです。

ファミリーコンステレーションの創始者、バート・ヘリンガー氏が主宰するHellingerスクールで講師を務めるゲアハルド・ヴァルパー氏が、ファミリーコンステレーションとは何かということについて答えています。